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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第48章 染谷基樹の事情

頭と身体を洗い終えると
露天風呂に浸かる。

椎名理佳……

聡明でどこか儚げな女性。

男を誘うようには見えないが
僕の何がそうさせたのだろうか。

露天風呂の扉が開く音がした。

扉に背を向け露天風呂に
浸かっていた僕は振り向いた。

タオルで大事な箇所を隠した
椎名理佳が立ち尽くしていた。

「御一緒させて頂いてもよろしいですか?」
「も……もちろんです」

断る理由なんてない。

でも心の準備が……

見えないはずの股間を押さえ付けた。

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