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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第48章 染谷基樹の事情

僕の臭いが好きだなんて……

「汗臭いだけですから……」

加齢臭も漂っているかもしれない。

「だって……好きな人の匂いだもん……」
「す……好きな人って……まだ会ったばかり
なのに……」
「私って……匂いで人を好きになる体質
みたいです……」

そういえば料亭で僕の肩に頭を乗せていた。

その時に僕の臭いを嗅いで……

僕に惹かれたということか。

そして僕を誘った。

「驚いたでしょ?私も驚いています。
正直ちょっと戸惑っています……
もっと好きになってしまいそうで……」

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