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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第48章 染谷基樹の事情

椎名理佳が洗い場に居る間
僕は背を向け湯に浸かっていた。

『チャポン』

身体を洗い終えた椎名理佳が
僕のすぐ隣に腰を降ろし
タオルを外した。

「暑い日のお風呂も気持ちいいですね」

自分の身体に湯を掛けながら
肩や腕を撫でる仕草が色っぽい。

「そ……そうですね」

一瞬にして汗が噴き出す。

「染谷さんの匂いがする」

首筋にキスをされた。

「あ……汗臭いだけですから」

そう諭しても匂いを嗅ぎながら
キスを続ける。

「染谷さんの匂い……好き……」

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