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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第50章 智也の事情~被告人~

「被告人を無期懲役の刑に処する」

証言台に立つ俺は
きっと安堵の表情を浮かべているだろう。

終わった。

いや……始まりだ。

これでようやく理佳だけのことを
ゆっくり考えられる。

俺の一生を理佳に費やすことが出来る。

脇目も触れず理佳だけを
愛することが出来る。

なぁ……理佳……

これがおまえの望みなんだよな。

叶ったぞ。

おまえの願望が。

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