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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第50章 智也の事情~被告人~

俺を嘲笑うかのように見据える
染谷基樹裁判官
駿河孝太郎弁護士

俺の無期懲役と引き換えに
理佳を抱いたか?

それともこれからか?

そしてもう一人。

俺を無期懲役へと導く物語は
仙石涼介警部と理佳の策略により
始まったと言っても過言ではない。

『成宮の罪は国選でも私選でも裁かれる
内容は変わらない。同じ弁護士なら高い金を
払うことはない。御両親にこれ以上負担を
かけてはいけない』

仙石は最もらしい御託を並べ
俺はその言葉を鵜呑みにした。

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