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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第51章 エピローグ

「失礼します」

車窓から流れる景色を
漠然と眺めている私の隣に
腰掛けるひとりの男性。

顧問弁護士か。

横目でちらっと見た限り
身に覚えのない男性。

黒い短髪で眼鏡を掛けている。

顧問弁護士にしては若そうだった。

「株式会社NIKAIDOHの顧問弁護士を
請け負うことになりました」
「……らしいですね」

改めて顧問弁護士と向き合う。

……あれ?

見たことあるような……

ダメだ。

思考回路がまるで働かない。

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