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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第51章 エピローグ

「俺だよ。理佳ちゃん」

顧問弁護士は眼鏡を外した。

「あ……」
「思い出してくれた?」

……駿河孝太郎!

「だ……だって……さっき電話……茶髪が……」
「動揺しちゃってる?イケメン目の前にして」

以前のチャラい駿河孝太郎とは
まるで別人であり
清潔感のある好青年に様変わりしていた。

「これ真知子さんプロデュース。
俺って元がいいから何でも似合っちゃう」

確かに素材はいいようだ。

「東京駅から乗車してたの?」
「裁判所から猛ダッシュだったよ。
理佳ちゃんとの再会の前に身だしなみ
整えながら電話した。で、現在に至る」

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