無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「やってないよ」
「ホントに？」

まだ疑ってしまう。

「ホントだってば。誘惑はされたけどね。
それを拒んだから顧問弁護士として
採用されたんじゃね？」

一瞬でも真知子に嫉妬した私は大馬鹿だ。

真知子は分かってくれている。

「でも危なかったわぁ……チューくらい
しておけばよかった。勿体無かったぁ」
「……すればよかったじゃん」

なんなのよ、いったい。

「すねる理佳ちゃんも可愛いなぁ」
「からかわないでよ」