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私の熊

第1章 熊さん



《熊さん》








《んー?》









《今日は出来ますか?》






LINEの音がなる度に安心する。
この音が聴こえなくなる日を恐れながら今日も、一文字一文字確認しながら丁寧に打つ。






《したいのー?》








《うん。熊さんが暇なら》









《しゃあないなぁ》










《わーい!》





チロリン♪チロリン♪チロリン♪チロリ...




鳴り響いた携帯の着信

私はそれに出た。





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