テキストサイズ

私の熊

第6章 熊さんさようなら




どうしようもないと言う言葉。
それが熊さんの口から出てくるのが悔しかった。

こんな風になるなら...
熊さんと出会わなければよかった。そう熊さんに言ってしまった。



私はなんて酷いことを言ってしまったんだ。
そう今でも後悔している。そう言った時の熊さんの反応が今でも覚えていて、これから先もそれを忘れる事はない。



熊さんはひどく悲しんでいたのだ。

もしかしたら鳴かせてしまっていたかもしれない。

そうさえ思った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ