私の熊
第6章 熊さんさようなら
自分が子供過ぎて嫌になる。
こんなに嫌だとごねたのは何年ぶりだろう。
嫌だと思っても自分の気持ちだけじゃどうにもならない。
でも今の私には熊さんがどうしたいのか聞ける余裕なんてなかった。
「今じゃないとだめなの?考えさせてほしい」
「んー考えてもどうしようもないんだよ?」
「わかんないじゃん...」
なんでそういう事言うの?
何言ってもどうしようもないと言われたんです。
それで私はごねるのを止めた。
結局私も熊さんも、何も解決しないで、話がごちゃごちゃのまま終わった。
次の日は、勿論連絡はありません。
この先も、きっと連絡はありません。
凄い酷いことを沢山言って終わってしまった。と、そう今は後悔ばかりが残っている。