私の熊
第8章 熊さんが変です...
「んー?どゆことー?」
分からないと言うように、熊さんにもっと具体的に教えてと聞いた。
「寝てる時のかなこはね、いつもの倍可愛い」
そう言われて照れない訳がないよね?
かなこは言葉に詰まって黙ってしまったんです。
すると、黙った私に、かなこ?と声を掛けてクスっと笑った。
「可愛くない!」
素直じゃないかなこは否定してしまうのでした。
「可愛いよー?」
「うー、ありがと」
「それでよろしい!」
俺様気取りの熊さん。
そんな熊さんが1番熊さんらしい。
この先の人生、まだまだ長いから色々と問題が起きたりもすると思うけど、
それでも乗り越えられるといいな
この先ずっと熊さんと一緒にいたいなんて我が儘な自分は捨てて、熊さんがずっと幸せでいてくれますように。と、思える自分でいようと決めました
END