私の熊
第12章 初めての
胸の辺りがバクバクします
それはすぐ隣に熊さんがいるから。
「かなこ」
「!?な、なに熊さん?」
ゆっくりと私の側に近付く。肩と肩がぶつかる距離まで
「寝るのー?」
「熊さん眠たくないのー?」
熊さんの手は少しずつ私の身体に、そして胸の辺りをパジャマごしに触れてきた
「んー熊さん...」
「だめ?」
「だって..恥ずかしいよ」
「んー?恥ずかしいの?」
「んっ」
耳元でささやかれる
これは...いや、覚悟はしてたけど...
心臓が破裂しそうなくらいに恥ずかしくて死んじゃいそうです熊さん...