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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第9章 貧乏〜貧乏〜

 だけど、マジックを頑張ってたな。


 どうしてもそっちにいっちゃう。


 理容師なんて考えてなかった仕事だから、ヤル気もおこらなかった。


 何度も、もうちょい貯まるまで辛抱しとけばよかったかなとか、思ったりしてね。


 在学中に、車の免許も取得。行ける日がなかなか無くて、ギリギリになってまでようやく取ったって感じ。


 で、なんとか理容学校を卒業。


 そして、理容師見習い、インターン生として、豊中にある理容店に入る。


 さすがに、マジック活動は出来ず、ショップのアルバイトもマジックの営業も、辞めてしまいました。


 国家試験を受けるための勉強をしましたよ。


 まさか、理容師になるために、アトピー性皮膚炎とか腸炎ビブリオとか習うとは思わなかったから大変でした。


 理容師になったいま、そんなの、なんの役にもたってませんが。


 また、忙しい店だったし、見習いだったから、雑用ばかり。


 シャンプーの練習を毎日、手が荒れるまでやったなぁ。


 生まれて初めて、ニベア買ったわ。



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