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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第10章 関西奇術連合

 ミラーボールのことか。


 アストロスフィアーってマジックなんだが、まあ、浮いているように見せてるわけよ。


 まあ、手品って、そのものが企業秘密なわけで。


「いや、これは、超常現象ですよ」と冗談で言うと、「僕でも出来ます?」と聞いてきた。


 こいつ、暇なんだろうな。


 ジャージ着てさハチマキしてさ。


 そしたら会場から物凄い音がするんだよ。


 そしたら、僕の横を怪獣が通っていったんだ。


「えっ、そんな感じなん?」


 いや、詳しいことわかんないよ。僕とウルトラマンがいる場所が違うからね。


 そしたら、30代くらいの男性が入ってきて「そろそろスタンバイ」って言ってきた。


「あ、はい。どうも、すいませんでした」と、のぺっとした兄ちゃんは僕にそう言って去っていった。


 なんか、テーブルにはジュースとかサンドイッチとか、いっぱいあったんだけど、貰っていい話は聞いてないんで、腹減ったけど、我慢してたんだよ。


 で、僕はショーを見てなくてね。


 女性のキャーがすごかったんだよ。人気あるのか、ウルトラマンティガ。



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