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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第3章 調子乗り豆マジシャン

 5年生に上がるとまた、クラス替えがあります。


 二年毎にクラス替えがあって、今のクラスで勉強するのが、三学期で最後。


 クラスでお楽しみ会をすることになりました。


 実は、別のクラスに仲のいい友達がいまして、クラスの子とは、あまり遊ばなかった。実は、一緒に高島屋に行った伸ちゃんは、同じクラスなんですが、実は、クラスの中である掟がありまして、伸ちゃんとは学校の中では遊べなかったんですよ。


 これはちょっと複雑なことなので、こちらでは書けませんがね。


 みんなグループを組んで、なにかをするんですが、組む相手がいなかったんですよ。


 そこで、声をかけてくれた子がいました。




 そう、西くんです。


「ねぇ、僕と組まない?」


 吉本の若手で、相方を探しているピン芸人のような誘い文句でやってきた。


「僕でいいの?」


「うん、僕もいないし」


 西くんは、みんなとは野球をしたりして遊ぶんだけど、実際に仲のいい友達ってのはいなかったみたいなんです。


 だから、学校が終わって、みんなでなにかをしようとすると、誰も声をかけてくれなかったようだ。



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