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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第3章 調子乗り豆マジシャン

 西くんは、前に出てもらった子に、100から900の間で、好きな3桁の数字を書いてと言った。



   643




 で、その下にもう一度、3桁の数字を書いてと言った。


    643
    519



 西くんは折り畳んだ紙を、先生に渡した……はずです。


 次は西くんがその下にかいた。


    643
    519
    480



 その下に、また3桁を書いてと言った。


    643
    519
    480
    276



 その下に西くんが、また書いた。



    643
    519
    480
    276
    723



 これを、電卓で計算してほしいと言い、計算して、その下に答えを書いてもらった。



 答えは「2641」だ。


 西くんは先生に「先ほど渡した紙を見てください」と言った。


 先生が口に手を当てて驚いている。


 まさか……。



 先生が読み上げた。


「2641やわ……」


 クラス全員驚愕。


 物凄い驚きがあったから、たぶんこれをやったはずである。


 自信はない。



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