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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第4章 お父さんのお土産と西くんからのプレゼント

 さて、話を戻しましょう。


 5年生からは、もう手品マジック関係なし。ハマったのは、ガンダムのプラモデル。


 ゲームウォッチにもハマりましたね。


 マジックから離れて1年ちょっとが過ぎました。


 6年生になった頃です。


 お父さんが町内の理容組合の、旅行かなんかで、面白かったからと、あるものを買ってきたのです。


 それが、チャイナリングという、バラバラの4つのリングが繋がったり外れたりするマジックでした。


「見とけよぉ〜、ほら繋がった!」


 バスや電車の中で、説明書片手に練習したのだろう。


 どこで買ったのかは、わからないが、リングのマジックも初めて見たので、かなり驚いたのを覚えています。


 これは、現在も販売されているものなので、詳しくは書けませんが、お父さんが僕が手品をやっていたことを思い出して、お土産に買ってきてくれたのです。


 旅行のお土産にチャイナリングってのも、おかしな話ですが、僕にとっては、初めての重みのあるマジック道具らしいマジック道具。


 説明書のように見ながらリングを練習しました。


 また、血が騒いできた瞬間です。



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