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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第5章 あの超能力者再び

 悪い友達は、「これはいける」と思って、ちょっと覚えたばかりの隠し取る技法を、練習もせずにやるもんだから、スーパーなんかですぐバレて捕まったりするわけです。


 学校に連絡され、先生呼ばれて……やり方を誰に教えてもらったとなると、僕の名前が出るわけだ。


 今度は僕が、先生から呼び出しをくらって「お前、○○に万引きのやり方を教えたんか?」と聞かれる。


「僕は手品のやり方を教えただけです。彼らがそれを万引きに利用しただけです」


 だが、これが双方の話の食い違い。


「お前、こうやったら物を隠せるって言うたやんけっ!!」


「物は隠せるって言うたけど、万引き出来るとは言ってない!!」


 いや、言ったような気がします。


 だって僕もやってましたから(万引きは犯罪。絶対やっちゃいけません!!)


 悪い友達といっても、昔でいう不良とまではいかなかった者ばかりなので、軽い嫌がらせは受けてましたね。


 そんなゴタゴタがあった中学生の頃。


 ふと、新聞のテレビ欄に目がいきました。


 これは社会の授業で、朝、新聞の記事を1つ見て、簡単にまとめと書いてこいって、くそ面倒なことをさせられてたんです。



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