『奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開』第5章「あの超能力者再び」　88ページ

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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第5章あの超能力者再び

　確かに、ユリ・ゲラーに関する本を読んでも、よくわからないことが多かった。

　映画館でユリ・ゲラーが椅子に座ると、自分の右側の肘掛けが消えたという。それが、遠く離れた道路の真ん中で見付かった。

　超能力ショーをしていたユリ・ゲラーが激しい批判を受け、超能力ショーを禁じられ、それを助けた男性がユリ・ゲラーを本物の超能力者と認めた。

　さらに、ユリ・ゲラーは、何百兆光年の宇宙の果てにある惑星から、電子コンピューターが放つ電波を受けているって、わけがわからん。

　ここから先は、その後にわかったユリ・ゲラーのエピソードだが、油田を堀り当てたとか、ＣＩＡに協力したとか、超能力スパイとして、データファイルを念力で消したとか、これはすべてユリ・ゲラーの口から出たことで、現実にはどうなのかが、ハッキリされていない。

　さらに、世界的な超能力マジシャン、ジェームスランディとの戦いで、ユリ・ゲラーは超能力を発揮することはなかった。

　そう、ユリ・ゲラーはマジシャンだった。

　真実はどっちだ？　超能力はあるのか？