テキストサイズ

籠の中の天使

第4章 烏丸と佐倉


「っ…早く抜いて…!バレちゃ、う!」


小さな声で訴える私を上から冷たい目で見つめる烏丸さん


なんで抜かないの!?バレたら烏丸さんだってただじゃ済まされないのに…!


そんな私の考えとは裏腹に止まっていた烏丸さんの腰がまた動き始めた


「っあ!??な、で!!やっめ!」


何で今動くの?!


「…俺に命令するな」


グリッと奥まで入り込んできて一瞬息が詰まる。


それからまた激しいピストンが繰り返される。


未だにすぐそこの廊下で二人の話し声が聞こえる。こんなのバレるに決まってる…!


もしバレたら…佐倉先生にどんなことをされるか…


考えただけでゾッとした。


「バレたくないなら声を抑えろ」


私の考えを読み取ったのか、一切ピストンを止めない烏丸さんがそう言う。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ