
星空ロマンティック
第2章 2016年3月
大野side
「おはよ。」
「はよー。」
寝癖がついている翔ちゃんがリビングに入ってきた。
翔ちゃんとの同居生活も慣れてしまった。
俺は、優しく、柔らかく笑う翔ちゃんの虜。
「智くん、めっちゃいい匂いする。なに作ってんの?」
そう言って、キッチンに入ってくる翔ちゃん。
「簡単なものしか作れないんだけどさ…。野菜炒め作ったんだよ。」
「へーっ、うまそ。」
翔ちゃんはにこにこと笑う。
その笑顔が俺の全身を温かくしてくれる。
「俺、顔洗ってくるわ。」
翔ちゃんがキッチンから出て顔を洗いにいった。
寝癖、直ってるかな。
翔ちゃんの寝癖、可愛いんだよね。
俺が出来上がった野菜炒めをお皿に盛り付けていたら、背中に温もり。
「…翔ちゃん?」
「今日ってさ、オフだよね。」
「そう、だけど…?それがどうしたの?」
翔ちゃんはふっと微笑み、俺の唇を奪った。
「可愛い…。」
「ちょ、翔ちゃん…朝ご飯食べてから。」
「朝ご飯食べたら智くんも食べていいの?」
「ばっ馬鹿…。」
俺は翔ちゃんを軽く睨み、肩をべしっと叩いた。
翔ちゃんはケラケラと笑う。
…あ、撫で肩可愛い…。
翔ちゃんの撫で肩なところが大好き。
歌声も好き。それから、ニュースキャスターとして頑張ってるとことか。
だけど、子供っぽいとことか、ちょっとヘタれなとことか。
翔ちゃんの全部が好きなんだ。
「ん、これうまー。」
「でしょ?」
俺が自慢気に言うと翔ちゃんは「でも…、」って続ける。
「智くんの方が美味しいけどね。」
「…変態。」

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