
ローズ学園
第1章 春太&快斗
快斗が僕の目を見つめてきた。
まっすぐで少し茶色い綺麗な目。その目に見つめられてドキッとしてしまった。
「だから…。
春太が他の奴にキスされてるとこ見たくなかったってこと。」
快斗の顔が近づいてくる。
さっきの奴みたいに。
でも、全然違う。怖くない。
快斗は怖くない。
唇がそっと触れる。
柔らかい。
このままでいたいと思ってしまうような。ふしぎな感じ。
心臓がドキドキする。痛いくらい。
快斗の顔が目の前にある。快斗は目をつぶってる。
嫌じゃない…。
イヤじゃ、ない…。
