
ローズ学園
第1章 春太&快斗
寮で布団にこもっている。
わからないわからない分からない。
頭がパニック。
僕、キスされた…?
快斗に?
されたよね?
「あ~〜~。」
パニック過ぎて声が出る。
快斗は今はこの部屋にいない。きっと食堂でご飯を食べているはずだ。
僕は食欲がないから、という理由で断った。
ほんとに、ないし。
今日は色々あり過ぎた。
巨大ゴリラ男に襲われるし。
快斗に助けられたと思ったらキスされるし。
それに、一番驚いたことは、
快斗にキスされて嫌じゃなかった自分。
全然嫌じゃなかったんだ。
そんなことみじんも思わなくて、逆に気持ちいいとか思っちゃったりして、僕どうしちゃったんだろう。
男を好きとかわかんないとか言ってたのに。
というか誰かを好きになったこともないのに。
今もずっとドキドキが止まらないよ。
こんなの初めて。
僕、どうしちゃったんだろう。
