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ローズ学園

第1章 春太&快斗




「ねぇ。春太。




ほんとに俺のこと好きなの?」




快斗が恐る恐る近づいてきて僕の前で正座する。



その様子に何だか僕まで緊張してくる。でも、なんかかわいいとか思ったりして。




快斗の質問に素直に答える。


「好きとかよく分かんないけど、快斗といると安心するし、ずっといたいなって思うよ。

それに、快斗に触られるとドキドキするし。」




僕は正直な気持ちを伝えて、なんとなく快斗の左手をとる。

自分の指に絡めながら両手で包む。



自分の素直な思いを出したらすっごい恥ずかしくて顔が真っ赤になってしまった。







「ほんと、なんだ……。」





快斗はまだ信じられないといった感じで、僕に握られてない方の右手で顔を覆う。



涙をぬぐっているようだ。





「すっげえ嬉しい。」



快斗がつぶやくように言う。






ギュウッ





快斗が急に抱きしめてきた。





「やったーーー!」




喜びの声を上げて僕を抱きしめて左右に揺らす。




僕は快斗に包まれながら、思わず笑顔になって快斗に体を預ける。








僕は快斗が好きだ。







この気持ち、大切にしたい。そう強く思った。










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