おれのオシゴト
第10章 9作目
『雅紀はぺっと』
おれは何の仕事に就いても続かない。
と、いうより続けられない。てのが
正しいのかな?
会社に勤めれば上司からのセクハラ
接客業をすればお客さんがストーカー
何て世の中なんだろ?
おれ、男の子なのに…
お腹も空くし、お家にも住みたい…
働けないからお金はないし…
おれはいつの頃からか生きてく為に
ご主人さまを探して飼ってもらう。
って方法をあみだしたんだ!
今のおれのご主人さまはねー
すっごくいけめん!かっこいーの!
お家も広いし、美味しいものも
たくさん食べさせてくれる。
歳もおれと近いし、何よりあっちの
相性もばっちりなんだ(はーと)
「ただいまー」
あっ、しょーちゃん帰って来た!
「おかえりー、しょーちゃん!」
玄関にお迎えに行くとしょーちゃんは
おれの首に付けられた首輪から
繋がってるリードを拾いあげると
お散歩、って廊下を四つん這いで
歩かせる。
おれはお家にいるときは全裸。
頭には犬のお耳が付いたカチューシャ
お尻にはしっぽの付いたあなるぷらぐ
排泄はおトイレじゃなくて決められた
シートの上
しょーちゃんの性癖は少し変わってる
んだけど…おれはご主人さまが
望むことならなんだって出来る。
「雅紀、今日すごい疲れた…」
「しょーちゃん、お疲れさま
おれが癒してあげるね?」
ソファに倒れ込むように座った
しょーちゃんのスーツを脱がせる。
おれは犬だから手は使えない。
お口を使って脱がせるから
なかなか思うように出来ない。
それでも何とか上着を脱がせた。
「しょーちゃん…」
ぷっくりした唇をはむはむしながら
甘えるとシャツのボタンとベルトは
しょーちゃんが自分でやってくれる。
続きをおれがまたお口でがんばる。
途中露になったしょーちゃんの
乳首をぺろぺろ舐めてみる。
「みるく、ほしいなー」
「雅紀ミルク下からなら出るかも
だから早くズボンも脱がせて?」
ホックを外して、ジッパーを歯で
噛むと上手く下にずらした。
早く脱がせるように腰を浮かせて
しょーちゃんは待ってくれてる。
下着姿になったしょーちゃんの
股間部分はもっこりと盛り上がって
おれの呼吸は少し荒くなった。
下着の上からくんくんと臭いを
嗅ぐと、ツンと鼻をつくおしっこの
臭いがしておれを興奮させた。
「しょーちゃんのくさい
おれ、この臭い…すきぃ」