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箱……漆

第5章 白雪姫


年配の男性が―――――…


女性と…性的行為にふけっている様子―――――…




「貴彦君…見えるかい?


今、まさにプリス王子が…白雪姫を愛しているところだよ…」




目を見開く俺に話しかける男性は…うっとりと…羨ましいものを見ているかのように…その光景を眺めている――…



「はぁっ!姫!姫の…なか…冷たくて…ああぁああ…いい…気持ちいいですよ!姫!」



年配の男性は…女性の白い体に覆い被さり…腰を一心不乱に振り続ける!!



だが…聞こえるのは…



年配男性の声だけ――――…



女性は、腕を大の字に広げ…声もなく…受け入れるだけ――――…



動かない――――…



喘がない―――――…









瞬きを……しない――――…





「――――…!!う゛ぁ」



俺の隣に座った男性は…クスクスっと笑い…


俺の髪を優しくとかす――…




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