箱……漆
第5章 白雪姫
「あの白雪姫は…昨日、森で自殺した――――…
死にたての姫ですね…
あのプリス王子は…年配のわりに絶倫でね……この業界でも有名…
見たことないかな?貴彦君の妹さんを…解剖した…監察医ですよ――――――…」
説明の時にチラッと見ただけの…年配の監察医―――…
まさか――――…
「死体を扱っている職業だからか…死体に性的興奮してしまうみたいで……解るかな?」
隣の部屋では…
死体を相手に…無遠慮に腰を打ち付ける姿が……生々しく映る―――――…
瞬きをしない【姫】…
口は半開き…足も…グニャグニャと、力なく揺れている…
その足を掴むと!!
年配男性は――――――…
足をVの字に開き!!腰を思いっきり突き立てた!!
「うぉ―――――――!!出る出る!!ぐぁ!ぐぁ!ああぁああああぁ!!」
高まりを、物言わぬ姫の中にぶちまけたのか……
年配男性は…はぁはぁと…肩で息をすると……
ピクリとも動かない白雪姫から抜け出し―――――…
額の汗を手で拭う――――…