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君と僕。

第7章 君と僕とホテル

「俺と一緒に入りたかったのかぁ、そっかぁ」

「うぇあっ!?」

蓮君を抱き上げ、俺はバスタオルだけ掴み取ってお風呂に向かった。
1人には十分だけど、2人だと少しだけ窮屈そうな浴槽。
シャワーと備え付けのシャンプー、リンス、ボデーソープが置いてある。

「はい、脱いで脱いで」

「え、ちょっ自分で脱ぐ!自分でやるからぁっ」

そう主張するので、俺はパッと手を離す。
乱れた息を整えると、蓮君がシャツに手をかける。

「な、何でじっと見るんですか」

「明るいところで君の裸見るの、結構レアじゃない?」

そんな風に見られていると思うと意識したのか、蓮君の動きがぎこちなくなる。

「ほら、脱いで?」

「...っ」

恥ずかしいのだろう、動きがゆっくりになる。
けれどそれが焦らしているようにも感じ、妙にエロい雰囲気を醸し出す。
細い腰が、白い胸が、感じやすい乳首が、綺麗な鎖骨が。

少しずつ。

少しずつ。

あらわになっていく。

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