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甘い記憶

第4章 秘密の遊び

「あ…佐伯くん…んんっ♡ぁん…」
「お呼びですか?高田先輩。」
「っ?!?!」

千尋は心臓が止まるかと思った。何かの間違いであってほしかった。
バイブのスイッチを切って、なんとか呼吸を落ち着けようとする。しかし、心臓は全く落ち着かない。
コンコン、と静かに個室のドアがノックされた。

「高田先輩、開けてください。じゃないと、これ、誰かに流しちゃいますよ?」

『んあんんんんんっ!んんんんっ!』

(嘘…録音?録画??どうして…!それに今日佐伯くんは…)

「今日は直帰だったんですけど、忘れ物したから戻ってきたんですよ。そしたらフロアの電気点いてるし、高田先輩の荷物あるし。で、トイレ行って帰ろうとしたら、俺の名前呼びながらオナニーする先輩の声が聞こえたんです。」

コンコン、と再びノックの音がした。

「先輩。今開けないとどうなるか、賢い先輩ならわかるはずですよね?」



カチャリ、という音と共に、ドアが開いた。

そして、2人の秘密の遊びが始まった。

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