
君の隣
第2章 想いーKOUKI sideー
「俺もそんなしょっちゅう行かないよ。 大学の友達に誘われてたまーに行くぐらいだよ」
「でも行った事あるなら先に入ってよ。 俺ホント無理、声掛けたらすぐ帰るわ」
「分かった分かった。 ついてきて」
重いドアを開けると突然に耳を劈くような大音量。
蓮はその音に一瞬怪訝な表情をしたが、すぐに目的の場所へと向かう。
共演したという若手俳優の子はDJブースにいた。
さっきまでの重い表情はどこへやら、ハイテンションでハイタッチを交わしていた。
蓮が意外にも話し込んでいるので、長引きそうだと判断した俺は、カウンターでカクテルを口に運びながら待機していた。
店内をぐるりと見渡していると、見覚えのある顔が目に入った。
…安浦だ…ーーー
店の奥で女の子といる安浦が目に入った。
久しぶりに来たっていうのに、毎回ここで安浦を見かける。
いつも隣には違う女の子がいるけど、今日隣に居るのは確か去年の学祭でミスキャンパスに選ばれてた子だ。
大学で2人が一緒にいるのは見た事がない。
だが2人は人目もはばからずに目のやり場に困る程にいちゃついている。
前は違う子と同じような感じの事をしていた。
大学では決して見せない、裏の顔ーー
「悪ぃ、結構話し込んじゃった」
「あぁ、うん。 別にいいよ」
「知り合い???」
蓮が安浦の方を指さして聞いてきた。
蓮聞いてくる程俺は安浦の事を凝視していたようだ。
「でも行った事あるなら先に入ってよ。 俺ホント無理、声掛けたらすぐ帰るわ」
「分かった分かった。 ついてきて」
重いドアを開けると突然に耳を劈くような大音量。
蓮はその音に一瞬怪訝な表情をしたが、すぐに目的の場所へと向かう。
共演したという若手俳優の子はDJブースにいた。
さっきまでの重い表情はどこへやら、ハイテンションでハイタッチを交わしていた。
蓮が意外にも話し込んでいるので、長引きそうだと判断した俺は、カウンターでカクテルを口に運びながら待機していた。
店内をぐるりと見渡していると、見覚えのある顔が目に入った。
…安浦だ…ーーー
店の奥で女の子といる安浦が目に入った。
久しぶりに来たっていうのに、毎回ここで安浦を見かける。
いつも隣には違う女の子がいるけど、今日隣に居るのは確か去年の学祭でミスキャンパスに選ばれてた子だ。
大学で2人が一緒にいるのは見た事がない。
だが2人は人目もはばからずに目のやり場に困る程にいちゃついている。
前は違う子と同じような感じの事をしていた。
大学では決して見せない、裏の顔ーー
「悪ぃ、結構話し込んじゃった」
「あぁ、うん。 別にいいよ」
「知り合い???」
蓮が安浦の方を指さして聞いてきた。
蓮聞いてくる程俺は安浦の事を凝視していたようだ。
