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腹黒ドS王子の愛する人2

第2章 伝わらない

:まさかあの約束、忘れたわけじゃないよね?:






頭の中に何度も反響する言葉がしみる。





:あの約束:は俺を縛り付けて、この環境から葵を守ってやることもできない。






触れたい、愛したい、抱きしめたい.....











叶わない欲望が全身から溢れ出て、葵を焼き殺してしまいそうで......










「秋夜っ.....」










熱っぽい視線で俺を見つめる葵に頭がクラクラする。







そんな顔するな、場所も、恥も外聞も関係なくお前を犯しそうになる......


















俺の運命は今、オリバーの元にあるのだ。

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