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腹黒ドS王子の愛する人2

第5章 家族

そしてさらに、秋夜のお兄さんは色んな特集を組まれるほどの有名カメラマン。



顔こそ出していないが、カメラマンのトーヤと言ったら超人気のプロカメラマンだ。






何だこの兄弟.....



人気カメラマンに敏腕経営者にトップモデルに天才女優って....!!




あまりに豪華なメンツに場違いさを感じて気圧されていると、夏美さんが急に俺の顎を持ち上げた。




「へぇ....しゅう兄の言うとおり肌の透き通った美形だ。」



「な、夏美さっ....」



「離せコラ。」



咄嗟に俺の体は秋夜の方へと引き戻される。




「こりゃーベタ惚れだねぇ....」



呆れたように夏美さんは呟くと俺の方を見て微笑んだ。




「私の年も26なんだ。同い年同士よろしく葵。」



「あっ、はいっ!お願いします!」

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