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第4章 高槻雅史という男(その1)。


 大きな快感の渦に襲われたアタシは、何も考える事が出来ず、陸に打ち上げられた魚の様に、全身をビクビクと痙攣させていた。

 「イッたか」と口の端を歪めながら、高槻さんがアタシの顔を覗き込むが、彼の顔に焦点が合わない。

 意識が白濁していて、何だか薄い膜に包まれているかの様に、ぼんやりとしか見えないのだ。

 何も考えられずにボーッとしていると、高槻さんはアタシのパンツとストッキングに手を掛け、それを引き摺り下ろした。

 自分だって見た事のないソコを今日初めて会った二人の男の人に見られている。

 とてつもなく、恥ずかしい事なのに、初めての絶頂を体験し、意識が白濁している今のアタシには、それをボーッと見ている事しか出来ない。

 そうこうしている内に、アタシの両脚は左右に広げられ、スチール棚の支柱に固定されてしまった。

 そして高槻さんは、棚からまた一つ箱を取り上げると、その中身を取り出した。

 それは蛸(タコ)の頭を可愛らしく摸した形をしており、脚の部分は束ねられていて、持ち手となっている様だ。

 「高槻さん、それは?」

 下出が尋ねると、高槻さんはソレの商品説明を始めた。

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