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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第5章 平川拓斗という男(その1)。


 お二人が悪いワケじゃないのに。川上さんと山岡さんは、両側からアタシの頬の雫を優しく唇で拭ってくれた。何度も、何度も。アタシの涙が零れなくなるまで。

 お二人の手はアタシの頭や背中を労わる様に優しく撫でてくれる。肩や腕、脚も優しく、何度も。

 アタシの涙が止まり始めると、お二人の唇は首筋へと下りていき、肩や胸元へと降り注ぐ。

 そして、二人同時に胸の尖りに吸い付くと、アタシをまた官能の渦へと引き摺り込むのだった──。










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