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ディアブロ☆~共同生活約150日~

第14章 初めて

―コンコンッ。




「どうぞ。」






琉斗くんがドアを開き
私は部屋に入った。






(この部屋…緊張するんだよな。)






『あの、渡したい物って…。』



私は強ばりながら
琉斗くんに問いかけた。




「うん。これ…。」








手渡されたのはリボンのついた

小さな箱だった。






『…プレゼント?』



「うん。開けて。」






そう言われて箱を開けると

中にはピンクゴールドの

ネックレスが入っていた。







『可愛い…これ…なんで私に?』



「日頃のお礼。

つけてあげる。」






そう言ってネックレスを

手に取った琉斗くんは

私の首に手を回し

ネックレスをつけてくれた。







『可愛いっ!ありがとうございます。
大切に使いますね。』







ふと近くにあった鏡を見ながら
そう言った。









―ぐっ。








ほほえんでいた私は急に身体を引かれ

一瞬で琉斗くんの腕の中に収まった。








「陽菜。」



『琉斗…くん?』







私は抱きしめられたことと

初めて呼び捨てされたことに

驚いて固まっていた。








「ごめん。我慢出来ない。」



『えっ?』



「抱きたい。」



『ん…。』







そう言って琉斗くんは

唇を重ねながら

優しく私をベッドに倒した。





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