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ディアブロ☆~共同生活約150日~

第11章 創立記念パーティー



ディアブロ☆メンバーが

グアムから帰って来て数日

カワモトプロダクションの

創立記念パーティーが控えていた。






「みんな、ちょっといい?

今日は須藤さんにも出席

してもらうけど、執拗に

仲良くしたりしないこと。

変な噂が立つと困るから。

それと、今日は下の名前じゃなく

須藤さんと呼ぶこと。」





リビングでは多田さんが

今日の段取りを話していた。




私も自室で先日購入した

ドレスワンピースを纏った。




「あー!陽菜ちゃん可愛いねぇ!」



リビングへ行くとスーツに

身を包んだ純くんが寄ってきた。



「こんなに可愛い子と

今日は一緒に居ちゃダメ

なんてつまらないね。」



奏太くんが笑顔でそう言った。




「須藤さんと私は一緒に行くから

あなた達は先に行っていて。

迎えの車が来てますから。」



「はい。ほら、みんな行くぞ。」




多田さんが逞くんに

声をかけると

逞くんはみんなを

引き連れて寮を出た。





「じゃ、私たちも行きましょう。」



『あの、なんで私も

今日参加することに

なったんでしょうか?』



「見張り役よ。」



『見張り…?』



「トップアイドルとなれば

色んな人が寄ってくるの。

私1人じゃ5人見張れないから

あなたにも見張り役を

してほしいのよ。」



『なるほど…でもどうやって

追い払えば…?』



「もし変な行動をとっていたり

付きまとわれて困っていたら

声を掛けて私が呼んでる

とでも言ってくれたらOK。」



『わかりました。』





私は何だか先が思いやられながら

会場へ向かった。




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