
ロボ彼
第2章 第2話
「はぁ、はぁ……」
急いで家に帰り、その機械をいじりたい
本当になんなのか…コレ
「ただいまー」
ダダダダっ
階段を駆け上がり自分の部屋へ一直線に向かう
「でも…怖いなぁ」
まぁ、どうにでもなれっ!
私は電源ボタンらしきものを押し、目をつぶった
「………なにも、ない?」
一安心すると ピコン と浮き出た大きな画面が出できた
「わぁっ!……え……」
【こんにちは。これはあなたの理想の彼氏を完璧に作り上げるものです。これからあなたの理想の彼氏を作り上げるので、質問には正確に答えてくださいね。では始めます】
いきなり説明のような声が、機械からしてくる
「理想の彼氏って…質問?完璧? 嘘らしい」
私は半信半疑だった。だって、そんな都合のいい話なんてないんだもの
【では始めます。SかMならどちらがいいですか】
どうやら画面にタッチして操作するらしい
SかMなら……Sかな
ボタンをタップすると、効果音が聞こえた
【どんな彼がいいですか?】
次は大まかな質問だ。50音が出てきて打つらしい
打つだけで読み込めるわけ?ハイテク
