
16才の初恋
第8章 試合
淳が戻って来た。
淳「三谷は?」
『あ、用事があるから先に帰ったよ。』
淳「そう。」
なんか淳の様子がおかしい。
私、何かしたかな?
拓「あー!美紀ちゃん、これクーラーボックス。」
帰ろうとしている私に、拓海先輩がクーラーボックスを渡してくれた。
拓「そうだ!本田、お前美紀ちゃん送ってやれよ。」
『えぇーー!いいです、迷惑だから。』
拓「大丈夫だょ~。クーラーボックス重いし。な、本田。」
淳「…わかりました。」
淳、嫌そう……。
私、何かした?
言ってくれなきゃ分かんないよ……。
