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16才の初恋

第9章 自分の気持ち



止めようと我慢すればするほど、あふれてくる涙。

『ごめっ、何でもないから、き、気にしないで。だ、大丈夫だから。』


そのとき、フワリと全身が包み込まれた。

淳?
抱きしめてくれてるの?


淳「ゴメン、俺の方こそ怒鳴ったりして。ホントにゴメン。」

淳……。
淳の腕の中は温かくて、それだけでさっきまでの不安が、嘘のように消えていった。

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