
16才の初恋
第10章 体育祭
『なんだ、大志くんかー。びっくりさせないでよ。』
大「悪い。なぁ、本田と付き合ってんの?」
『ひゃぅ!?な、な、なんで、そ、そんなこと…つ、付き合ってないよ!』
突然のことに焦りまくる私。
大「え?付き合って無いのか?」
『付き合って無いよ!な、なんで?』
大「…いや、ちょっと聞きたいことが…でも、付き合ってないなら別にいい。」
『何?聞きたいことって?』
大「い、いや、いいんだ、別に。」
今度は大志くんが焦ってる。
う~、気になるっ!
そこから、何?、別に、何?、別にの繰り返しをして、ついに大志くんが、
大「じゃあさ、今日の体育祭の後少しだけ相談のってくれないか?ほら、打ち上げやるだろ?そんとき少しだけ。」
『わかった。』
大「じゃ、あとは応援団頑張ろうぜ!」
(開会式を開始します。生徒のみなさんは整列してください。)
体育祭が始まった。
