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禁断の甘い果実

第1章 *禁忌の始まり*







「……ッツ……
はあ、あんあん……気持ち……」






「……へえ桐生……
お前オナニー覚えたんだ?……」






……俺が……
後ろから弟に声を掛けると、
弟は顔を真っ赤にして慌てて、
シーツを腰に掛けた。


「……ッツ!……
なんだよ、兄貴!黙って人の部屋、
入ってくんなよ!」

「……空いてたんだよ!……
お前が無用心なの!
部屋の窓開けっ放しでどんだけ、
お前大胆なんだよww」





「……ッツ……
後ちょっとでイケたのに……」




弟は涙目になって俺を睨んで来た。



「……あーいいよ?……
続けて?……
見ててやるから……」

「……な!……
兄ちゃんに見られながら、
やって抜ける訳ねーじゃん!
もういい、萎えたよ……」

「……なんだ、しないの?……
気持ちいいのに……」

弟が服を着て部屋を出て、
行こうとしたから俺は、
弟の手を引っ張って次の瞬間、
自分でも考えられない事を、
弟にして居た。


……そう……
俺は……







……弟にKissして居たんだ……







「……ん!?……
兄ちゃん、な、何……」






「……何ってKiss……」





「……んな事……
解ってるよ!俺男だぞ?……」

「……そんなん……
見りゃ解るって……あ、まさか、
桐生Kiss初めてか?……」

弟は黙ったまま俺をまた睨んで来た。

「……そうかあ……
桐生のF.Kiss兄ちゃん、
奪っちゃってごめんな~」

「……ッツ……
Kissぐらいくれてやるよ!」




「……ねえ……
ソレ辛く無いの?……
兄ちゃんが教えてやろうか?……」




……俺は……
部屋の出て行こうとする桐生を、
再び引き寄せベッドに、
桐生を押し倒してまた、
激しいKissをした……


……俺の……
思考回路は完全にショートした……

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