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スクール・エッチ

第1章 彼の秘密とナマで…

桜散る、4月の終わりごろ。

ようやくこのクラスに馴染めた。

今川 瑠花。あおぞら中学校2年。

クラス替えもあり、おとなしく静かな瑠花は、新しいクラスという環境にようやく馴染めた。

親友も出来たし、恋したい。もう中学生になったんだし。

小学生の頃も瑠花はモテモテだった。

白く綺麗な肌、大きい二重の目。それに細くてスタイル抜群という、明らかに郡を抜いている。

モテモテで何もかも完璧だとしか言い様のない瑠花だったが、おとなしく静かな性格なのである。

だから、友達を作るにも話すにも少々時間が必要だった。

「瑠花ちゃん」「可愛いね」「一緒に弁当食べない?」

そんな性格にも気付かず、女子は可愛い瑠花に注目する。

「あ…その…」

「…」沈黙。

「い、一緒に食べよう」

勇気を振り絞って答えた。すると、女子たちは『やった!』と喜んだ。

(とりあえず、いいのかな。これで…)

こうして、瑠花の中学生活は幕を開けたのだった。

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