
エロース …ときめき探求物語
第11章 夏の夜のアヤマチ …隠されてたトラウマ
――『そんな過去があったの…………。』
パトスから
教えられた豊と咲の過去に
エロースは衝撃を受けていた。
――『どうだ?スゲーだろおれのリサーチ。』
パトスは勝ち誇ったように
エロースに語りかける
―――『でも……… それを知って、あんたは何をするつもり?』
エロースは
パトスに問い返した。
―――『この豊。こんど真剣に大好きな女性と結婚を考えてるんだよ』
とパトスは
豊を見ながらエロースに答える
つまり
パトスは
豊と咲を心の赴くままに
交わらせるというのである……。
豊と咲のこの14年間
二人を苦しめた性の禁忌を
乗り越えさせることで
豊と咲の二人を救うというのである
―――『待ってよ!!そんなのチカラ技すぎるよ!!
咲は私のリードで少しずつトキメキを取り戻してるのよ!! 寺門さんから乳首のトキメキ、辰蔵さんからはキスのトキメキ、鎗田井さんとはオーラルなトキメキも……!! そんな過去のモヤをかけた現実を実感させなくても………』
―――『大丈夫だよ!!満も最近では、咲のいるありがたみを感じていて、あいつのトキメキ度も上昇してる。咲もお前さんのリードでトキメキ度が上がってる。………でもな……』
パトスは
間をおいて
エロースに諭すように呟く
―――『満の性癖を受け止める咲が、今のままでは偽物じゃん。過去を無意識に封印して貞淑な奥さましてますって咲本人が信じて疑わないんなら、満は偽物の咲にトキメいてるだけじゃん!!
ふたりがすべてを受け止めて見つめあう夫婦になれない限り……多分、いつかまた満は、咲からまた逃げちゃうだけのような気がしないか?』
――『…………………。』
言い返せないエロース……
『あのぉ…。』
そこに
豊が言葉をはさんだ。
『僕のためにも咲ちゃんのためにも、エロースさん…、どうかよろしくお願いします!! ………
確かに僕も先日パトスさんと初めて遭遇したときには、神様の存在なんて信じられなかったけど、
僕と咲ちゃんのこれからのために、あの日を再現できなかったら前に進めない気がするんです。』
と……
―――『分かったわ… 私は咲ちゃんが壊れそうになったら助けるよ!!それまでは、任せるわ…』
とエロースは
一抹の不安を飲み込んで譲歩した……
パトスから
教えられた豊と咲の過去に
エロースは衝撃を受けていた。
――『どうだ?スゲーだろおれのリサーチ。』
パトスは勝ち誇ったように
エロースに語りかける
―――『でも……… それを知って、あんたは何をするつもり?』
エロースは
パトスに問い返した。
―――『この豊。こんど真剣に大好きな女性と結婚を考えてるんだよ』
とパトスは
豊を見ながらエロースに答える
つまり
パトスは
豊と咲を心の赴くままに
交わらせるというのである……。
豊と咲のこの14年間
二人を苦しめた性の禁忌を
乗り越えさせることで
豊と咲の二人を救うというのである
―――『待ってよ!!そんなのチカラ技すぎるよ!!
咲は私のリードで少しずつトキメキを取り戻してるのよ!! 寺門さんから乳首のトキメキ、辰蔵さんからはキスのトキメキ、鎗田井さんとはオーラルなトキメキも……!! そんな過去のモヤをかけた現実を実感させなくても………』
―――『大丈夫だよ!!満も最近では、咲のいるありがたみを感じていて、あいつのトキメキ度も上昇してる。咲もお前さんのリードでトキメキ度が上がってる。………でもな……』
パトスは
間をおいて
エロースに諭すように呟く
―――『満の性癖を受け止める咲が、今のままでは偽物じゃん。過去を無意識に封印して貞淑な奥さましてますって咲本人が信じて疑わないんなら、満は偽物の咲にトキメいてるだけじゃん!!
ふたりがすべてを受け止めて見つめあう夫婦になれない限り……多分、いつかまた満は、咲からまた逃げちゃうだけのような気がしないか?』
――『…………………。』
言い返せないエロース……
『あのぉ…。』
そこに
豊が言葉をはさんだ。
『僕のためにも咲ちゃんのためにも、エロースさん…、どうかよろしくお願いします!! ………
確かに僕も先日パトスさんと初めて遭遇したときには、神様の存在なんて信じられなかったけど、
僕と咲ちゃんのこれからのために、あの日を再現できなかったら前に進めない気がするんです。』
と……
―――『分かったわ… 私は咲ちゃんが壊れそうになったら助けるよ!!それまでは、任せるわ…』
とエロースは
一抹の不安を飲み込んで譲歩した……
