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タヌポエスケッチブック

第37章 春風になりたい

うららかな春がやってきた。
寒い冬が終わり暖かな春がやってきた。

街行く女のコの薄着やミニスカートを見ると春の到来を感じる。一番季節感を感じる。

春、色とりどりの明るいカラーのミニスカートを見てボクは思う・・春風になりないな。

春風になってあちこちを飛び回ってみたいな。

そよ風になって優しく女のコを吹いてそっとスカートをめくってみたいな。

そよ風に吹かれてスカートの中の色とりどりの花を見る。

なんとうららかで、鮮やかで、美しい春の景色だろう。

時には春一番となって強烈に吹きまくって手当たり次第にスカートをめくってみたいな。

砂や砂利も吹き飛ばして目つぶしをくらわせて他の男には見せてやらないもん。こんなに美しい景色を見せてやるもんか。春一番になったボクだけの景色なんだ。

ふと考えたんだけど、春一番って風の神様が春を迎えて発情期になったんじゃないのかな。
だからあんなに強烈に吹き荒れて手当たり次第にスカートをめくるのか・・獣だね。

あ~あ、ボクも春の風になりたいな。 

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