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タヌポエスケッチブック

第40章 ボクの長所

人というものは大体自分のことが嫌いな人が多い。

中には自分大好きなフェミニストもいるが、自分のことは嫌いなことが多い。

自分の嫌いな所を誤魔化して取り繕ったりして、そんな自分がまた嫌いになる。

ボクも自分のことが大嫌い。
でも、今まで自分として生きてきたし、これからも死ぬまで自分として生きていくしかない。

ちょっとでも自分が好きになれるように自分のいいところを考えてみた。

まず人に優しい。
本当は男になんて優しくしたくないが、女のコだけに優しいと思われたくないので男にも優しい。同様の理由でブスやババアにも優しい。
動機は不純だけどちょっとはいいヤツじゃん。

どんなに凹んでても時には鬱でも、いい女を見ればときめくし、エロスは忘れない。
大好きなことをしても楽しくないぐらい凹んでる時でも女にときめきとエロスわ失わない。

特殊能力もある。
目が悪いのだが、いい女を見つけたりハプニングを目撃する時は急激に目が良くなる。

そしてレーダー。
いい女がいたり、ハプニングがあると絶対見逃さない。必ず見つ出す。

究極の愛情も持っている。
オカズにしただけでも、実際にヤッても、エッチした女は絶対に嫌いにならない。
いつまでも愛してる。

・・いろいろ良いところを考えてみたけど、ろくな人間じゃなかった。

でも、そんな自分がちょっとだけ好きになった。

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