君がいるから~Sweet Life~
第2章 w
翔ちゃんの唇が
耳朶を軽く咬んだ。
それだけでもゾクゾクするのに
片手で体を撫で回すから
「…っ」
思わず唇を噛み締めてしまった。
「ダメだよ」
翔ちゃんの空いてる方の指が
口の中に入り込む
「唇、切れちゃうだろ…」
「ふぁっえ…」
指のせいで、うまく喋れない
口が閉じられないから
飲み込めない唾液が、口の端から溢れ落ちる
くっそ…
やられたまんまでいてたまるか
「あ…っ智…」
翔ちゃんの指に、舌を絡めてやった
指、弱いの知ってるんだぞ
ついでに、腿の内側もさわさわと撫でてやると
「こら…っ」
翔ちゃんの息が上がってきた
そのくせ、指はしっかりと俺の咥内で遊んでいる
舌を絡めてるのは俺なのに
…何だか逆転してるようで
口の中で攻防しているうちに、翔ちゃんはあっさりと指を引き抜いた
そのまま、濡れた指で乳首を摘まむ
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