君がいるから~Sweet Life~
第2章 w
「ごめん…っ我慢できない…」
後ろから、切羽詰まったように言われて
…そこからは
俺のお願いなんて聞いてくれる事もなく
翔ちゃんの思うままに翻弄された
「あ…っあん!…やあっ」
顔を見る事も、キスもする事もなく
ただ突き上げられるのは
はっきり言って嫌だった
「翔ちゃ…っ顔、見せてっ」
掠れて来た声で、ねだって見る
顔を合わせれば、愛されてる実感が湧くし
愛してる気持ちだって強くなるじゃんか
「智…っ」
「んあ…!」
引き抜かれたかと思ったら
すぐに体を反転させて
今度は向かい合う姿勢
どっちにしろ、俺の体重と重力頼みって…
「自分で…挿れて?」
翔ちゃんがニヤリ、と笑った
ここに来て
意地悪発言はないだろうが…
とは言え
俺の中が、疼いてしまってるのも
これまた現状で
「ふ…っう…!」
翔ちゃんの肩にしがみつきながら
俺は、腰を落として行った
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