君がいるから~Sweet Life~
第3章 e
「櫻井さん、変わりましたね」
二宮の目が戻った
「…お前も大概だよ」
もう、苦笑いしか出てこない
「だって…相葉さんって言うどうしようもないお手本がいますから」
クスクス笑って毒を吐いてるし
「どうしようもないって…好きなくせに」
ブワッと赤くなった
お?
昨日と言い、こいつ雅紀の話題になると途端に可愛くなるな
「も…もう!俺の事はいいの!」
面白い
ちょっと悪戯心が湧いた
雅紀の前で、こいつを揶揄ったらどうなるんだろ
旅行ん時も、かなり可愛くなってたけど
「なあ。ランチじゃなくてさ、明日久しぶりに4人で飯行くか」
「え…櫻井さんの奢り?」
「ばーか。お前は雅紀に出してもらえ」
だって俺らは割り勘
…生活費が一緒だから
「じゃあ今日のランチは?」
やっぱごまかしは効かなかったか
「…牛丼でいい?」
「もちろん」
にっこり笑って首を傾げるとか
…かなわねーよ
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