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アップルパイと君の隣で

第3章 お泊り会


どうしようもなくなった私は部屋の掃除をしていた。
変なことはしないと約束したし、同性の後輩を家に泊めること自体はおかしなことではない筈だ。
なんて解釈してみるがどうしようもない。

ピーンポーン

約束の15分前。家のチャイムがなった。

「先輩!久しぶりですね」

約1週間ぶりで電話もしているのに久しぶりとは言わない気がするが。

「まぁ、あがりなよ」

「じゃあ、遠慮なく」

そう言った佳奈は文字通り遠慮なく家に居座っている。

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